何も痛まないことの幸せ

紙で指を切ったり、お腹が痛くなったり、風邪を引いたりと、身体のどこかが不調になるとそれまで何もなかった状態がとても有難いことに気が付く。

風邪気味で熱っぽいと、それだけで課題に集中できなくなるし、手足を怪我すると風呂場で染みるから気を遣う。少しでも痛みを感じたら、一刻も早くその痛みを取り除きたくなるのは自然なことかもしれない。

苦痛に開放されて初めて、健康であることに喜びや幸せを感じられる。

逆に健康なときは、その有難みに気が付かないものである。